K-9(ケー・ナイン)/友情に輝く星

「K-9(ケー・ナイン)/友情に輝く星」は、1989年に公開されたアメリカのコメディ映画。

ジェームズ・ベルーシ演じる破天荒な刑事マイケル・ドゥーリーが、麻薬捜査のために相棒として訓練された警察犬ジェリー・リー(K-9)と組み、ユーモアとアクションを交えて事件を解決する物語です。

犬との友情や絆が描かれ、軽快なテンポで進むバディムービーとして人気を博しました。監督はロッド・ダニエルで、家族で楽しめる作品となっています。

警察犬シェパードの賢い演技に注目

この感想には一部ネタバレに近い内容が含まれています。

1993年の「日曜洋画劇場」でテレビ初放送された「K-9(ケー・ナイン)/友情に輝く星」で、当時のアメリカで警察犬として働いていた、シェパードのコリン(配役名:ジェリー・リー)の人間と友情を深めていく人間味のある名演技に感動しました。

映画のストーリーは、はみ出し刑事と人間嫌いの警察犬が、タグを組んで麻薬事件を解決していくという、コメディータッチですが、コリンにとって、K-9課(警察犬課)の仕事の延長線上での演技になるので、動きも自然で実際に働く警察犬の勇姿を、垣間見ることができたので良かったです。

人と犬がどんな環境でも信頼関係を結ぶことが可能だと伝えてくれているようで、心が温まりました。

映画の序盤では、何とかコリンの主人になろうとして奮闘する、火のような刑事魂を持った警察官役のジェームズ・ベルーシ(配役名:マイク・ドゥーリー)と、コリンの意思が通じ合う場面は、犬好きの人であるなら、きっと犬は人生のパートナーだと納得するかもしれません。

主人と認めたパートナーに恋人が出来てコリンが嫉妬する場面など、プッと噴き出してしまうほど面白かったです。

終盤でコリンが犯人を追いかける危険なシーンでは、ひたすら仕事を果たすために走り続けるコリンの使命感に燃える姿が輝いて、魅了されました。(逃げるものを追いかける動物の本能かもしれません)

ラスト、銃で撃たれて病院に搬送されてから、主人のマイクが到着しコリンに懺悔を語る間の、寝たふりをしていたコリンの演技は、ピカ一でした。

寝たふりがばれてしまい、前足で顔を隠す仕草には感服しました。(こんな演技が出来るなんて、犬は本当に賢く人間に従ってくれる、動物なんだ)と改めて教えてくれる映画でした。

(40代・男性)

映画

Posted by yasu